こんにちは、損保社員の丸山です。
このページを見られている方は、交通事故に遭われ大変な状況にある方だと思います。
交通事故は苦労の連続だと思いますが、特にこんな疑問や不安はありませんか?
よくある疑問や不安
- 交通事故に遭ってしまい、怪我をした。
- どんな賠償を払ってもらえるんだろう。
- 全部でいくらの示談金をもらえるの?
そこで私の損保社員としての経験を踏まえ、
損害額は「6つの費用」の合計である
以下のような項目で賠償金は計算されます。
ざーっと見て、関係のありそうな項目があるか確認しておきましょう。
項目 | 内容 |
---|---|
治療費 | 治療に際して発生した医療機関における診察料など |
看護料 | 親が子供の付き添いに要した費用 |
入院諸雑費 | 入院に際して発生した病衣代やテレビカード代など |
通院交通費 | 通院のために要した交通費 |
休業損害 | 事故の傷害で発生した収入の減少 ※主婦(家事従事者)にもあり |
慰謝料 | 交通事故による精神的・肉体的な苦痛 |
交渉余地がある2つの費用
大方の費用は、実際にかかった金額に対して支払われるなど「示談額を増やす」ことはできません。
しかし、以下の2つの費用だけは交渉如何によっては、増額される可能性が残されています。または、事前に伝えておかないと認めてもらえない注意が必要な費用だったりします。
交渉余地のある費用
- 休業損害
- 慰謝料
休業損害
この休業損害は、ちゃんと主張しないと保険会社は損害に含めてくれません。
以下の場合は、初期の段階からしっかりと相手に伝えましょう。
休業損害が認められるケース
- 会社を休んだ
- 会社は休んでないけど主婦である
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慰謝料
慰謝料って「精神的に辛かったよねー」という被害を無理やりお金に換算するので、かなり曖昧な賠償項目なんです。そのため、計算基準が3つも存在しています。
事故担当者との交渉次第で最も増額が見込める項目が、この慰謝料です。
基準名 | 適用基準 | 特徴 |
---|---|---|
任意基準 | 原則として適用される | 通常用いられるもので、一番金額も低い |
自賠責基準 | 自賠責保険の限度額120万円に収まる | 限度額があるものの、弁護士基準に遜色ないほど金額が高い |
弁護士基準 | あなたが弁護士に委任した | 金額は最も高いが、弁護士費用も掛かる |
慰謝料に関する詳しい説明は、以下の記事でしているので見てみてください。
交通事故の慰謝料相場を徹底解説!【誰でも簡単に計算できます】
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これら以外の費用って賠償してもらえる?
ここまでで色んな費用について説明してきましたが、ここまでに一言も書いてなかった費用は賠償してもらえるのでしょうか。
そんな「その他の費用」については以下の記事で紹介していますので、気になる方は是非。
こんな費用って賠償してもらえるの?:人身事故の「あるある費用」と賠償を受けるコツ
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