こんにちは、損保社員の丸山です。
このページを見られている方は、交通事故に遭われ大変な状況にある方だと思います。
交通事故は苦労の連続だと思いますが、特にこんな疑問や不安はありませんか?
よくある疑問や不安
- 交通事故に遭ってしまった。
- 自動車が壊れたが、いくら賠償してもらえるんだろう?
- 「損害額」って聞いたけど、何物?!
そこで私の損保社員としての経験を踏まえ、
なお、「怪我の損害額」についても似たような記事を用意しているので、以下から確認してください。
【怪我の損害額】交通事故の示談金を6つの費用でわかりやすく解説
続きを見る
この記事でわかること
車の賠償は「3つの損害」で計算できる
物損事故の損害額は以下の3つを足し合わせて計算されます。
- 修理費用 or 時価額
- レッカー代
- レンタカー代
修理費用 or 時価額
「修理費用」とは、自動車の修理にかかる費用です。
「時価額」とは、交通事故時点における自動車の価格(いわば中古価格)です。
これらのうち、いずれか低い方が損害額として認定されます。
呼び方 | 条件 | 認定対象 | 内容 |
---|---|---|---|
分損 | 修理費用<時価額 | 修理費用 | 事故車の修理を受けることができます |
全損 | 修理費用>時価額 | 時価額 | 事故車は修理できず、時価額が支払われます |
レッカー代
事故車を動かすことができない場合、修理工場までレッカーを利用して移動することになります。
このために要した費用が「レッカー代」として、損害額に加算されます。
レンタカー代
事故車の修理中に借りた「レンタカー代」は、損害額として認められるケースが以下に限られます。
レンタカー代が賠償されるケース
- 0:100で相手が悪い
- 訴訟の判決で賠償が確定した
つまり、多くの場合で賠償されないので注意しましょう。
以下の記事では、中々賠償されないレンタカー代を無料で手配する方法を紹介しています。
交通事故でもレンタカー代は自己負担?:無料でレンタカーを借りる3つのワザ
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交渉で示談金を増やす「3つの裏技」
保険会社が提示した金額に納得できない場合には、以下のような交渉でその金額を押し上げることができます。
全損でも修理をしてもらう
大方の場合、あなたが望めば全損でも修理をしてもらうことができます。
示談金で買える範囲の中古車を探すくらいなら、愛車を修理して乗り続けたい車である場合、
事故担当者へ修理費用を全額出してもらえないか相談してみましょう。大体OKしてもらえます。
時価額を増やしてもらう
保険会社から提示された時価額が納得できなくても交渉の余地があります。
以下の記事で、時価額をアップさせるためのノウハウを紹介しています。
参考にして交渉を頑張ってください。
時価額が低すぎる!事故車の時価額を増やすプロの示談交渉術
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事故落ち(評価損・格落ち損)を請求する
すべて同じ意味合いで、「事故車扱いとなることで中古車としての査定額が落ちる」という損害をいいます。
しかし、ここまで紹介したなかで、最も獲得難易度が高いのがこの「事故落ち」です。
以下の記事で、事故落ちを獲得するための交渉ノウハウを載せています。
参考にして交渉を頑張ってください。
「事故・格落ち損」や「評価損」を勝ち取る!簡単にできる示談交渉テクニック
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おすすめ:「交通事故に関するすべてをまとめた」記事があります。
本記事のように、交通事故に関して必要な知識をまとめた記事を用意しています。
これを見れば、辛い交通事故も少しは楽になるかなと思うので、ぜひ見てください。
【保存版】交通事故のすべてをまとめました。【過失割合・示談金など】
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