こんにちは、損保社員の丸山です。
このページを見られている方は、交通事故に遭われ大変な状況にある方だと思います。
交通事故は苦労の連続だと思いますが、特にこんな疑問や不安はありませんか?
よくある疑問や不安
- 交通事故に遭ってしまった。
- 自分が入ってる自動車保険の内容がわからない…
- 保険証書を見たけど、何が補償されるのかサッパリ…
そこで私の損保社員としての経験を踏まえ、
【確認方法①】保険証書で確認する
自動車保険の加入時にもらった保険証書を引っ張り出しましょう。
よく置きがちな場所ははこんなところです。
- 車のダッシュボード内
- 家の書類置き場
- ネット証券といって、保険会社のHPで確認するパターンも。
【確認方法②】保険会社に電話して確認する
保険証書が見つからなければ、保険会社に電話するのも手です。
事故担当者、加入した際の営業担当者やホームページに記載された電話番号など何でもOKなので電話してみましょう。
自動車保険証書の見方
予備知識なしに普通の人が保険証書を見ようとしても、正直何が書いてあるのかサッパリです。
以下の説明を読んで、小難しい保険証書を読み解いていきましょう。主な補償名称とその内容を説明しています。
対人賠償:「相手の怪我」に対する賠償
相手の怪我に対する賠償を補償してくれるのが、対人賠償です。
ただ単にお金を補償してくれるだけでなく、「示談代行サービス」が付いています。
要は、保険会社が相手と勝手に示談してくれて、かつお金も払ってくれるのが、対人賠償です。必ず付いているのでご安心を。
対物賠償:「相手の物」に対する賠償
相手の物(自動車など)に対する賠償を補償してくれるのが、対物賠償です。
ただ単にお金を補償してくれるだけでなく、「示談代行サービス」が付いています。
要は、保険会社が相手と勝手に示談してくれて、お金も払ってくれるのが、対物賠償です。これも必ず付いているのでご安心を。
人身傷害補償:「自分の怪我」に対する補償
自分や同乗者の怪我を補償してくれるのが、人身傷害補償です。
相手が悪い事故の場合は、相手の保険会社が対応してくれるのでこの補償は不要です。
じゃあ、いつ活躍するのか?主な活躍場面は、以下のとおりです。
人身傷害補償の活躍場面
- 自分が悪い事故だった
- 自分にも過失があり、賠償が一部払われなかった
- 相手が逃げた
- 相手が無保険だった
ただ、保険料がかなり高いため、外してしていることもあるので要注意です。
保険証書に「3,000万円」などの数字が書いてあれば付いています。
車両補償:「自分の物」に対する補償
自分の自動車の修理費などを補償してくれるのが、車両補償です。
人身傷害補償の車版と覚えればいいでしょう。
ただ、保険料がかなり高いため、外してしていることもあるので要注意です。
証書に「100万円」などの数字が書いてあれば付いています。
代表的な3つの特約
特約とは「付けておくと助かる!」という補償の幅を広げるためのものです。
その種類は多種に渡るので、ここでは交通事故の補償額に大きく関わるものを3つご紹介します。
レンタカー諸費用特約
自分が借りたレンタカー代を補償してくれるのが、レンタカー諸費用特約です。
保険会社によっては、帰宅費用などを補償してくれる場合もあります。
弁護士費用特約
弁護士から相手に損害賠償をしてもらう際にかかった弁護士費用を補償してくれるのが、弁護士費用特約です。
弁護士っていうとただ事ではないですが、以下のようなシーンで意外と利用されています。
人身傷害補償の活躍場面
- 相手が過失を認めない
- 相手が事故状況について嘘をつく
- ちゃんと賠償を払ってくれない(払い渋り)
ちなみに、弁護士は保険会社に紹介してもらうこともできるので安心です。
○○限定特約
以下のような限定が設けられており、保険料を安くするために加入するものです。
条件に該当しない場合は、保険金が一切払われないので注意しましょう。
- 年齢限定:一定年齢以上の人が運転していないと支払われない
- 家族限定:家族が運転していないと支払われない
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