こんにちは、損保社員の丸山です。
このページを見られている方は、交通事故に遭われ大変な状況にある方だと思います。
交通事故は苦労の連続だと思いますが、特にこんな疑問や不安はありませんか?
よくある疑問や不安
- 交通事故に遭ってしまった。
- 愛車が「全損」になってしまった。
- 時価額を保険会社から伝えられたが納得できない…
- 少しでも時価額を増やせないかな?
そこで私の損保社員としての経験を踏まえ、
「時価額は増やせる!」という認識を持つ
事故担当者から提示された時価額は交渉により増やすことができます。しかも、ノウハウさえ知ってしまえば、簡単に交渉の土台に立つことができます。
様々な時価額の計算方法を知る
ノウハウの入り口として、まずは「時価額の算出方法がいくつかある」という事実をお伝えします。
【計算方法①】専門書から算出
日本全国における中古車売買価格をもとに、車種・年式ごとの基準額が記載された専門書があります。この基準額に増減項目(走行距離やオプションなど)を加味した金額を時価額として提示する、というのが保険会社の基本スタンスです。
計算に用いる専門書
【計算方法②】実際の中古車市場から算出
グーネットやカーセンサーなどの中古車検索サイトの情報で中古車価格を調べます。
この際に見るべきポイントは以下のとおり。平均をとってもいいし、ちょうど似たような車を見つけてきてもOKです。
見るべきポイント
- 「支払総額」ではなく「本体価格」をみる
- 車種とグレードが同じ
- 年式(初度登録年度)が同じ
- 走行距離が大体同じ
時価額を増やすための交渉ノウハウ
失敗するパターン
以下のようなパターンは、交渉失敗の代表例です。
NGパターン
- 購入時の価格を要求する
- 喧嘩腰になる
前者は、日本の法律を超えてしまうので事故担当者としても許容範囲を超えてしまいます。
後者は、事故担当者を敵にしてしまいます。逆に言うと「この人には満足な賠償をしてあげたいな」という気持ちにさせることが、成功への近道です。
成功するパターン
交渉を成功させたいなら、こんな手順で進めてください。
step
1フレンドリーに話をする
まず、大前提として事故担当者と喧嘩していいことは一つもありません。
step
2「実際の中古車市場」で計算した金額をぶつける
上で解説した【計算方法②】で都合のいい金額を探し出し、事故担当者に見せます。そして、「この金額なら納得なんだけど…」と提案するんです。
step
3相手に少しの花を持たせる
単純に時価額を上げるとなると、事故担当者も上司に説明がつきません。
そこで「大きく勝つために小さく負ける」ことがコツです。レンタカーを早く返したり、過失割合を10%譲ったりしてあげましょう。
まとめ:ノウハウをもって交渉すれば時価額は増える
上に解説した3つのポイントを抑えて交渉することで、満足な交渉となる可能性は劇的に高まります。
ぜひ試してください。
おすすめ:「交通事故に関するすべてをまとめた」記事があります。
本記事のように、交通事故に関して必要な知識をまとめた記事を用意しています。
これを見れば、辛い交通事故も少しは楽になるかなと思うので、ぜひ見てください。
【保存版】交通事故のすべてをまとめました。【過失割合・示談金など】
続きを見る