自動車保険のおすすめ知識 保険料を安くする方法

自動車保険料を安くするための「おすすめ割引」を全部まとめました。

2020年7月18日


こんにちは、損保社員の丸山です。

このページを見られている方は、自動車保険の見直しにかなり高い感度を持っている方だと思います。

そんなあなたでも、「自動車保険を見直すぞ!」と意気込んだは良いものの、こんな疑問にぶち当たっていませんか?

よくある疑問

  • 自動車保険を見直そうと思っている。
  • どこの自動車保険がお得なんだろう?
  • 自動車保険の割引情報を知りたい。
  • どこの自動車保険で、どんな割引があるのかな?

そこで私の損保社員としての経験を踏まえ、

丸山
自動車保険で用意されている割引の情報をお伝えします!

※ この記事は、投稿日時点の情報をもとに記載しております。


自動車保険の割引状況一覧表

まず、全体を俯瞰して見れるように自動車保険の割引実施状況を一覧表にしてみました。

割引状況一覧 その1
割引名称東京海上日動三井住友海上損保ジャパンあいおいニッセイJA共済アクサダイレクトイーデザイン損保
ゴールド免許割引
ASV割引
新車割引
エコカー割引
長期優良契約割引
無事故割引
インターネット割引
インターネット継続割引
WEB証券割引
セカンドカー割引
ノンフリート多数割引
早期契約割引
継続契約割引
割引状況一覧 その2
割引名称セコム損保ソニー損保チューリッヒ三井ダイレクトSBI損保セゾン自動車
ゴールド免許割引
ASV割引
新車割引
エコカー割引
長期優良契約割引
無事故割引
インターネット割引
インターネット継続割引
WEB証券割引
セカンドカー割引
ノンフリート多数割引
早期契約割引
継続契約割引

自動車保険料を安くするために活用できる割引は13種類

表だけ見せられてもチンプンカンプンだと思うので、上表の内容をかみ砕いていきましょう。
まずは、どんな割引が用意されているのかを確認しましょう。

主な割引種類

  1. ゴールド免許割引
  2. ASV割引
  3. 新車割引
  4. エコカー割引
  5. 長期優良契約割引
  6. 無事故割引
  7. インターネット割引
  8. インターネット継続割引
  9. WEB証券割引
  10. セカンドカー割引
  11. ノンフリート多数割引
  12. 早期契約割引
  13. 継続契約割引

割引①:ゴールド免許割引

こんな方におすすめ
ゴールド免許を持っている方

目安となる割引率
最大15%

割引を適用できる場合

記名被保険者の運転免許証がゴールド免許である場合に、「ゴールド免許割引」を適用できます。

ゴールド免許は「安全運転の証」なので、最大15%とかなりの額の割引が期待できます。

割引を実施している自動車保険

以下の自動車保険で「ゴールド免許割引」を実施しています。

実施している自動車保険

  • 東京海上日動
  • 三井住友海上
  • 損保ジャパン
  • あいおいニッセイ同和損保
  • JA共済
  • セコム損保
  • ソニー損保
  • チューリッヒ
  • SBI損保
  • セゾン自動車

割引②:ASV割引

こんな方におすすめ
AEB搭載の新車を持っている方

目安となる割引率
9%

割引を適用できる場合

ASV割引

出典:チューリッヒ

販売から3年以内の自動車で、AEB(衝突被害軽減ブレーキ)が搭載されている場合に、「ASV割引」を適用できます。

「販売から3年以内」とされているのは、4年目以降は保険料率に割引相当分が組み込まれるためです。決して、4年目以降に損をする訳ではないのでご安心を。

AEBとは

AEBとは「衝突被害軽減ブレーキ」と呼ばれるもので、各社によって呼び名が変わります。

  • アイサイト(SUBARU)
  • スマートアシスト(ダイハツ)
  • プリクラッシュセーフティシステム(トヨタ) など

割引を実施している自動車保険

以下の自動車保険で「ASV割引」を実施しています。

実施している自動車保険

  • 東京海上日動
  • 三井住友海上
  • 損保ジャパン
  • あいおいニッセイ同和損保
  • JA共済
  • イーデザイン損保
  • セコム損保
  • ソニー損保
  • チューリッヒ
  • 三井ダイレクト損保
  • SBI損保
  • セゾン自動車

割引③:新車割引

こんな方におすすめ
新車を持っている方

目安となる割引率
9%

割引を適用できる場合

新車購入から2~4年以内の自動車の場合に、「新車割引」を適用できます。

「2~4年以内」と新車の幅が自動車保険によって全く異なるので、事前に確認するようにしましょう。

割引を実施している自動車保険

以下の自動車保険で「新車割引」を実施しています。

実施している自動車保険

  • 東京海上日動
  • 三井住友海上
  • 損保ジャパン
  • あいおいニッセイ同和損保
  • JA共済
  • イーデザイン損保
  • セコム損保
  • ソニー損保
  • チューリッヒ
  • 三井ダイレクト損保
  • SBI損保

割引④:エコカー割引

こんな方におすすめ
エコカーを持っている方

目安となる割引率
3%

割引を適用できる場合

ハイブリット自動車などの環境に配慮した自動車であり、新車購入から概ね1年以内の場合に、「エコカー割引」を適用できます。

自動車保険会社としてもエコカーの普及を推進する、というCSRを主目的として行われている割引です。

割引を実施している自動車保険

以下の自動車保険で「エコカー割引」を実施しています。

実施している自動車保険

  • 東京海上日動
  • 三井住友海上
  • 損保ジャパン
  • あいおいニッセイ同和損保
  • ソニー損保
  • チューリッヒ
  • 三井ダイレクト損保
  • セゾン自動車

割引⑤:長期優良契約割引

こんな方におすすめ
20等級で無事故が続いている方

目安となる割引率
2%

割引を適用できる場合

自動車保険の等級が最高の20等級であり、一定期間事故を起こしていない場合に、「長期優良契約割引」を適用できます。

長期間事故をしていない「優良な契約者」に、長く契約を続けてもらうために用意されている割引です。

割引を実施している自動車保険

以下の自動車保険で「長期優良契約割引」を実施しています。

実施している自動車保険

  • 三井住友海上
  • あいおいニッセイ同和損保
  • JA共済
  • 三井ダイレクト損保

割引⑥:無事故割引

こんな方におすすめ
前期無事故の方

目安となる割引率
2,000円

割引を適用できる場合

前年度に無事故であり、同じ自動車保険で契約を継続する場合に、「無事故割引」を適用できます。

「無事故」であることで支払われずに済んだ保険金の一部を、契約者に返金するようなイメージの割引です。

割引を実施している自動車保険

以下の自動車保険で「無事故割引」を実施しています。

実施している自動車保険

  • イーデザイン損保
  • ソニー損保

割引⑦:インターネット割引

こんな方におすすめ
ネット損保に加入する方

目安となる割引率
10,000円

割引を適用できる場合

インターネットで加入手続きを行う場合に、「インターネット割引」を適用できます。

自動車保険では、加入時に対面手続きを行うと結構な人件費が掛かってしまいます。そこで、インターネット手続きにより節約できた費用を契約者に還元する割引です。

割引を実施している自動車保険

以下の自動車保険で「インターネット割引」を実施しています。

実施している自動車保険

  • アクサダイレクト
  • イーデザイン損保
  • セコム損保
  • ソニー損保
  • チューリッヒ
  • 三井ダイレクト損保
  • SBI損保
  • セゾン自動車

割引⑧:インターネット継続割引

こんな方におすすめ
ネット損保に加入する方

目安となる割引率
500円

割引を適用できる場合

インターネットで更新手続きを行う場合に、「インターネット継続割引」を適用できます。

上述の「インターネット割引」は1年目のみに適用され、2年目以降はこの「インターネット継続割引」が適用されます。

契約初年度と比べて自動車保険側が節約できる費用も減ってしまうため、割引される金額も「インターネット割引」と比べてビックリするほど減ります

割引を実施している自動車保険

以下の自動車保険で「インターネット継続割引」を実施しています。

実施している自動車保険

  • アクサダイレクト
  • イーデザイン損保
  • セコム損保
  • ソニー損保
  • チューリッヒ
  • 三井ダイレクト損保
  • SBI損保
  • セゾン自動車

割引⑨:WEB証券割引

こんな方におすすめ
全員

目安となる割引率
500円

割引を適用できる場合

約款や保険証書を書面で発行しない場合に、「WEB証券割引」を適用できます。

各種書面の発行に掛かる紙代や印刷費、発送費などを契約者に還元する割引です。

割引を実施している自動車保険

以下の自動車保険で「WEB証券割引」を実施しています。

実施している自動車保険

  • 東京海上日動
  • 損保ジャパン
  • イーデザイン損保
  • セコム損保
  • ソニー損保
  • チューリッヒ
  • 三井ダイレクト損保
  • SBI損保

割引⑩:セカンドカー割引

こんな方におすすめ
はじめて自動車保険に加入する方

目安となる割引率
最大41%

割引を適用できる場合

出典:三井ダイレクト損保

家族が既に自動車保険に加入しているなどの条件を満たす場合に、「セカンドカー割引」を適用できます。

詳しくは以下の記事にまとめているので、気になる方はご覧ください。

セカンドカー割引|二台目の自動車保険をお得に!おすすめする5のコツ

続きを見る

割引を実施している自動車保険

以下の自動車保険で「セカンドカー割引」を実施しています。

実施している自動車保険

  • 東京海上日動
  • 三井住友海上
  • 損保ジャパン
  • あいおいニッセイ同和損保
  • JA共済
  • アクサダイレクト
  • イーデザイン損保
  • セコム損保
  • ソニー損保
  • チューリッヒ
  • 三井ダイレクト損保
  • SBI損保
  • セゾン自動車

割引⑪:ノンフリート多数割引

こんな方におすすめ
家族で2台以上の車を所有する方

目安となる割引率
1,000円

割引を適用できる場合

あなたや家族が同じ自動車保険に2台以上加入する場合に、「ノンフリート多数割引」を適用できます。

ただし、割引額は非常に小さく、わざわざ狙いに行くような割引ではありません。「たまたま同じ自動車保険が安かった」などの場合に、「たまたま割引も適用された」程度の認識が妥当でしょう。

割引を実施している自動車保険

以下の自動車保険で「ノンフリート多数割引」を実施しています。

実施している自動車保険

  • 東京海上日動
  • 三井住友海上
  • 損保ジャパン
  • JA共済
  • ソニー損保
  • 三井ダイレクト損保
  • セゾン自動車

割引⑫:早期契約割引

こんな方におすすめ
全員

目安となる割引率
500円

割引を適用できる場合

1か月以上前に自動車保険の加入手続きを完了した場合に、「早期契約割引」を適用できます。

ただし、割引額は非常に小さく、わざわざ狙いに行くような割引ではありません。早めに自動車保険の見直しが終わったらちょっとお得だよ、って程度のものです。

割引を実施している自動車保険

以下の自動車保険で「早期契約割引」を実施しています。

実施している自動車保険

  • イーデザイン損保
  • チューリッヒ
  • セゾン自動車

割引⑬:継続契約割引

こんな方におすすめ
現在の自動車保険に満足している方

目安となる割引率
2%

割引を適用できる場合

現在契約中の自動車保険を継続する場合に、「継続契約割引」を適用できます。

自動車保険としては契約者に次期も継続して欲しいため、そのためのインセンティブとして用意されている割引です。

割引を実施している自動車保険

以下の自動車保険で「継続契約割引」を実施しています。

実施している自動車保険

  • JA共済
  • イーデザイン損保
  • ソニー損保

保険料を安くするために「狙い目の割引」

数ある割引の中から、「割引率の高さ」や「自分の行動でコントロールできるか」などをもとに狙い目の割引を割り出しました

以下の割引は、積極的に狙っていきましょう。

狙い目の割引

  • ゴールド免許割引
  • 長期優良契約割引
  • 無事故割引
  • インターネット割引
  • WEB証券割引

保険料を本気で安くしたいなら

保険料を安くしたい場合、割引は非常に重要です。しかし、ひとつひとつの割引を考慮して自動車保険を検討することは、プロでも非常に難しいです。

そこで、別の視点から保険料を確認していくことが有効な一手となります。それが実際に保険料の見積りを取ってしまうということ。

自動車保険によって最大8万円の保険料の差


「全く同じ条件」であっても、自動車保険ごとに最大8万円の保険料の差が出ます。つまり、保険料を安くしたいなら、全ての保険料を見積もって安いところを探すことが必要です。

かと言って、一社ずつ見積もるのは膨大な時間が掛かります。

安い自動車保険を探すなら「一括見積もり」

そこで、保険料を節約するために効率的なのが一括見積もりサイトです。私も毎年利用するおすすめなサービスで、これをしっかり利用することが保険料節約のコツです。

≫ おすすめ一括見積もりサービス|インズウェブ

一括見積もりサイトのメリット

  • 5分で完了できる
  • 20社の保険料を一気に見積もれて比較ができる
  • 勧誘電話がこない

もっと詳しく知りたい方へ

以下の記事では、プロが考え得る限りの「保険料を安くする方法」をリストアップしています。保険料を安くする方法について、もっと詳しく知りたい方はご覧ください。

自動車保険のプロが伝授!保険料を安くする7つの秘訣

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まとめ:割引をうまく活用して、保険料を安くしよう。

自動車保険の割引は種類が多く、ひとつひとつの割引率は決して高くないものばかりです。

そこで、ピンポイントでそこを狙うことに大きなメリットはありません。しかし、「こんな割引がある」ということを知ったうえで自動車保険の見直しを行うことで、効率的に保険料を安くすることができます。

何となくで大丈夫なので、「こんな割引は狙えそうだな―」と認識しておきましょう。

おすすめ:「自動車保険の節約ノウハウのすべてをまとめた」記事があります。

本記事のように、自動車保険の知識を体系的にまとめた記事を用意しています。

自動車保険に関する全体像を把握したい方は、ぜひご覧ください。

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  • この記事を書いた人

丸山(Maruyama)

損保会社で事故担当や営業企画を歴任する。大学時代に、行政書士を取得。就職後に、ファイナンシャルプランナーと証券アナリストを取得。趣味は、ジョギングしながら色んなジャンルのYOUTUBE動画を聞き漁ること。

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