AIG損保の火災保険はどんなものなのか。果たして、加入してよいものか。
そんな疑問を持たられている方は多いのではないでしょうか。そのような方に向けて、この記事では、
この記事でわかること
AIG損保の火災保険の「特徴(概要)」
AIG損保の火災保険をざっくりと言い表すと、以下のような保険です。
AIG損保の特徴
- 補償はそこそこ充実している
- 補償のカスタマイズ性は高い
- 「評価済」制度を導入している
- △ 付帯サービスは平均的
- 保険料水準は平均よりも高い
AIG損保の火災保険の「評価」
当ブログのランキングにて、第11位(11社中)の火災保険です。
総合評価 | 3.8 |
補償内容 | 4 |
付帯サービス | 4 |
保険料 | 3.5 |
利便性 | 3 |
財務安全性 | 5 |
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AIG損保とは
AIG損保は、アメリカAIG傘下の外資損害保険会社です。2018年に外資であるAIU保険と日本企業である富士火災が合併して、AIG損保が誕生しました。火災保険としては、主力商品「ホームプロテクト総合保険」を販売しています。
AIG損保は代理店型損保と呼ばれるものに当たるため、保険のプロである代理店と相談しながら加入検討を行うことになります。一方で、気軽にネットから申し込むということはできません。
AIG損保の火災保険の「補償内容」
基本補償
AIG損保では、基本補償はすべて揃えられており充実しています。
また、6つのプランが用意されているため、かなり自由度の高い補償カスタマイズが可能です。この高いカスタマイズ性により、多くのニーズに応えることができます。
基本補償 | A | B | C | D | E | F |
火災・落雷・爆発 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
風災・雪災・ひょう | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
水災 | ○ | × | ○ | × | ○ | × |
水濡れ | ○ | ○ | ○ | ○ | × | × |
外部からの衝突等 | ○ | ○ | ○ | ○ | × | × |
騒じょう等 | ○ | ○ | ○ | ○ | × | × |
盗難 | ○ | ○ | ○ | ○ | × | × |
偶発的な破損等 | ○ | ○ | × | × | × | × |
費用保険金
AIG損保では、費用保険金は業界標準程度の充実度です。本当に最低限の補償だけが用意されています。
- 事故時諸費用保険金
- 残存物取片づけ費用保険金
- 地震火災費用保険金
- 損害防止費用保険金
- 修理付帯費用補償保険金
事故時諸費用保険金
臨時で支出することになった広範な費用を補償するもので、一般的には損害額の10%が定額で補償されます。
残存物取片づけ費用保険金
残存物を片づけるための費用を補償するもので、損害額が実費で補償されます。
地震火災費用保険金
地震等を原因とした火災で半焼以上となった場合に、一般的には損害額の5%が定額で補償されます。
損害防止費用保険金
ブルーシート補強などの仮修理費用を補償するもので、損害額が実費で補償されます。
修理付帯費用補償保険金
損害を修理するために必要な各種費用を補償するもので、損害額が実費で補償されます。
オプション特約
AIG損保では、オプション特約をそこそこ充実して取り揃えています。
- 類焼損害補償特約
- ドアロック交換費用補償特約
- 防犯装置設置費用補償特約
- 携行品損害補償特約
- 借家人賠償責任補償特約
- 受託物賠償特約
- 個人賠償責任補償特約
- 弁護士費用特約
- etc
類焼損害補償特約
隣家へ類焼した場合に類焼先が火災保険へ加入していなければ、損害額が実費で補償されます。
ドアロック交換費用補償特約
ドアロック交換費用を補償するもので、損害額が実費で補償されます。
防犯装置設置費用補償特約
防犯カメラ設置などの費用を補償するもので、損害額が実費で補償されます。
携行品損害補償特約
家財を外出先に持ちだして偶然に損壊させた場合に、損害額が実費で補償されます。
借家人賠償責任補償特約
賃貸マンションを火災などで損壊した場合に、損害額が実費で補償されます。
受託物賠償特約
借りたものを損壊した場合などに、損害額が実費で補償されます。
個人賠償責任補償特約
日常生活で賠償事故を発生させた場合に、損害賠償額が実費で補償されます。
弁護士費用特約
日常生活で発生した相手に損害賠償請求をするために弁護士等へ依頼した場合に、弁護士費用等が実費で補償されます。
AIG損保の火災保険の「保険料水準」
独自調査による保険料ランキングで、AIG損保は第8位(11社中)と平均よりも高い水準の保険料です。
実際の加入検討では「実際の保険料」を調べよう
火災保険において、保険料は最も強い差別化ポイントです。そして、カスタマイズ性の問題等により、実際に見積もりを取ると意外なところが最安値だったりします。
そこで、多くの火災保険から見積もりを取るようにしましょう。その際に、以下の一括見積もりサービスが非常に便利なので利用してみてください。
一括見積もりは、代理店とのやり取りに使う時間が圧倒的に少なく、約3分の1以下と非常に省力で見積もりを揃えることができます。
AIG損保の火災保険の付帯サービス
AIG損保では、業界標準よりも少し充実した付帯サービスが用意されています。ただし、業界標準である水回り・鍵開けサポート以外のサービスで、実際に使えそうな場面はなさそう…という悲しい印象です。
- 住まいのかけつけサービス
- 健康・医療に関する電話相談、情報提供サービス
住まいのかけつけサービス
水回りトラブルや鍵開けトラブルにサポートを受けられる。
健康・医療に関する電話相談、情報提供サービス
医療・介護などの広範な相談を専門相談員へ行えるサービスや病院や介護施設などの紹介を受けられる。
まとめ
AIG損保は補償面において大きな短所はないものの、一方で長所もありません。付帯サービスについても、他社に優位性を持つほどのものは用意されていません。
一方で、保険料水準も平均よりも高いことから、他社との競争力はかなり落ちます。そういった観点から、あまりおすすめできない火災保険といえます。
火災保険をもっと比較したいなら
以下の記事では、火災保険11社について徹底分析のうえでランキング化しています。もっと他社を比較検討したいという方は、是非ご確認ください。
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