こんにちは、損保社員の丸山です。
このページを見られている方は、自動車保険の見直しにかなり高い感度を持っている方だと思います。
そんなあなたでも、「自動車保険を見直すぞ!」と意気込んだは良いものの、こんな疑問にぶち当たっていませんか?
よくある疑問
- 自動車保険を見直そうと思ったけど案外難しい。
- 自動車保険にレンタカー費用特約って必要?
- 保険料を安く抑えたいので、極力外したい。
そこで私の損保社員としての経験を踏まえ、
この記事でわかること
代車費用特約(レンタカー費用特約)ってなに?
代車費用特約(レンタカー費用特約)とは、交通事故などで車を修理している期間中に、レンタカーを借りる費用を補償するものです。
なお、貸出可能期間は30日に限定されているものが多いため、注意が必要です。
代車費用特約(レンタカー費用特約)の平均保険料はいくら?
代車費用特約(レンタカー費用特約)は、日額を5,000円~20,000円ほどで選択することができます。
そのため日額設定にもよりますが、概ね1万円が平均的な保険料と考えましょう。結構高額な特約ですよね。
プロの結論「代車費用特約(レンタカー費用特約)はいらない」
自動車保険料の4割は、保険会社の手数料
自動車保険料として契約者から集めたお金のうち、「保険金」として契約者に支払われるのは平均60%です。残りは、人件費やシステム運用費などの「経費」に消えてしまいます。
具体的には
自分が保険料として100万円を支払ったとしても、統計的に保険金として返ってくるのは60万円です。
自動車保険は最小限にすべき
この状況を加味すると、「自動車保険を掛ける」ということはかなり資金効率が悪い行為です。つまり、自動車保険に掛ける補償内容は最小限に抑えるべきなんです。
では、以降でレンタカー費用特約が不要な理由をもっと詳しく確認していきます。
【理由①】リスクが非常に小さい
修理期間中にレンタカーを借りるとなった場合、レンタカー代として掛かる費用はそれほど大きくありません。
日額5,000円程度でヴィッツなどの小型乗用車を借りることができ、平均的な修理日数は2週間ほどです。
そのため、多くの場合でレンタカー代として発生する費用は10万円以内に収まってしまいます。
【理由②】代車を無料で借りられる方法がある
また、車種や車両の綺麗さなどにこだわらなければ、修理工場より無料で代車を借り入れることもできます。
個人的には、たった2週間の修理期間なので、多少汚くても、いつもとは違う車種でも、この無料代車を利用しない手はないのでは…と考えています。
例外:それでも加入すべき人
以上の理由から、代車費用特約(レンタカー費用特約)は不要と考えています。しかし、以下のすべてに該当する人は代車費用特約(レンタカー費用特約)に加入すべきです。
- 修理中も乗りなれた愛車と同じ車種に乗り続けたい
- 10年に1回は交通事故を起こすであろう腕前
- レンタカー代10万円を支払う余裕がない
こういった方にとっては、代車費用特約(レンタカー費用特約)は「加入して損はないお得な特約」になります。とはいえ、これらの条件をすべて満たす方はかなり少ないのではないでしょうか。
自動車保険の保険料を安く抑えるなら
前述のとおり、レンタカー費用特約は極力付帯しないことで自動車保険の保険料を節約しましょう。
一方で、ほかの視点からも有効な手段があるので、以降で確認していきます。
自動車保険によって最大8万円の保険料の差
「全く同じ条件」であっても、自動車保険ごとに最大8万円の保険料の差が出ます。つまり、保険料を安くしたいなら、全ての保険料を見積もって安いところを探すことが必要です。
かと言って、一社ずつ見積もるのは膨大な時間が掛かります。
安い自動車保険を探すなら「一括見積もり」
そこで、保険料を節約するために効率的なのが一括見積もりサイトです。私も毎年利用するおすすめなサービスで、これをしっかり利用することが保険料節約のコツです。
一括見積もりサイトのメリット
- 5分で完了できる
- 20社の保険料を一気に見積もれて比較ができる
- 勧誘電話がこない
もっと詳しく知りたい方へ
以下の記事では、プロが考え得る限りの「保険料を安くする方法」をリストアップしています。保険料を安くする方法について、もっと詳しく知りたい方はご覧ください。
自動車保険のプロが伝授!保険料を安くする7つの秘訣
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まとめ:代車費用特約(レンタカー費用特約)は削って節約しよう
代車費用特約(レンタカー費用特約)は、多くの方にとってお得とは言い難い特約です。
事故車の修理にあたっては、修理工場からの無料代車を積極的に借り入れるようにしましょう。