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【口コミ】JA共済の対応ってどうなの?プロが評判を暴露|自動車保険

2020年7月16日


こんにちは、損保社員の丸山です。

このページを見られている方は、自動車保険の見直しにかなり高い感度を持っている方だと思います。

そんなあなたでも、「自動車保険を見直すぞ!」と意気込んだは良いものの、こんな疑問にぶち当たっていませんか?

よくある疑問

  • JA共済が気になっているが、どんな自動車保険なんだろう。
  • JA共済の自動車保険の口コミ・評判で信頼できるものが見当たらない。
  • JA共済の自動車保険に入って本当に大丈夫かな?

そこで私の損保社員としての経験を踏まえ、

丸山
自動車保険のような実物のない金融商品は、外部から正確な情報を知ることはほぼ不可能です。

そこで、損保会社で働く私がJA共済のリアルな評価をお伝えします!


JA共済の総合評価

この記事では、自動車保険のおすすめ度を全6つの項目から評価しています。

総合評価 4.0
事故対応力 4.5
補償内容 5
ロードサービス 4.5
保険料 3
アフターケア体制 5
人気 4.5

評価項目の解説

  • 事故対応力:実際に事故が起きた際に、相手とのトラブルなく要求を通せる体制が整っているか
  • 補償内容:必要な補償がラインナップされているか、補償プランを好みに応じてカスタマイズできるか
  • ロードサービス:車の故障時における無料サービスがどれくらい用意されているか
  • 保険料:保険料水準がどれくらい安いか
  • アフターケア体制:自動車保険加入後の相談やケアを親身にしてくれるか
  • 人気:どれくらいの人が加入しているか

おすすめ度ランキング第3位の自動車保険

以下の記事で、主要自動車保険すべてのおすすめ度をプロの視点から徹底比較し、ランキングにしています。

そのなかで、JA共済は第3位(全13社中)の自動車保険です。

【ランキング最新版】プロがおすすめ自動車保険13社を徹底比較!

続きを見る

JA共済のメリデメをまとめました。

JA共済の自動車保険の「良いところ」と「悪いところ」を整理しました。

お時間の無い方は、ここだけでも確認いただければと思います。

メリット

  1. 万全の事故対応力
  2. 不安な事故直後に現場急行サービスが用意されている
  3. 補償プランのカスタマイズ性が高く、いらない補償を外しやすい
  4. リスクをすべてカバーする万全の補償内容

デメリット

  1. これと言ってない
  2. あえて言うなら農家でないと加入できないと思われがち(誰でも加入可能)

【評価①】JA共済の事故対応力

これ以降は、評価項目ごとに徹底的してJA共済の自動車保険の評価をしていきます。

6つある評価項目のなかで、最も重要なのがこの事故対応力です。しっかりと確認しておきましょう。

JA共済の事故対応体制
事故対応力の評価 4.5
事故受付時間24時間365日→平均的な対応
現場急行サービス→評価できる
初動対応受付時間21時まで→平均的な対応
面談サービス→評価できる

万全の事故対応力

上表だけ見てもチンプンカンプンだと思うので、以下でポイントを絞って解説します。

万全の面談体制

ここが何よりも注目すべきポイントです。交通事故の示談を円滑にこなすためには、相手の性質を見抜き、必要に応じて「顔を突き合わせて話す」ことの効果は非常に大きいんです。

JA共済では、多くの事故処理拠点を持っており、どこに住んでる被害者であってもすぐに会いに行ける体制が用意されています。

これにより、相手に応じた柔軟な示談交渉が可能となり、示談で揉める可能性はかなり下がります

満足度ランキングにおける評価

JA共済は、正確には「共済」なので調査機関による評価情報が非常に少ないです。

ただ、自社実施の顧客満足度は約95%を記録しており、他社の調査結果と比べても高い数値が出ています。そのため、JA共済の自動車保険は、実際の利用者から「事故対応力」をかなり評価されいると見受けられます。

現場急行サービスは実施している

よくCMで見かける「すぐに事故現場に伺います!」というのが「現場急行サービス」です。

交通事故は不安の連続ですが、断トツで一番不安なのが事故直後なんです。私も交通事故を起こしたときは、泣きそうなくらい不安でした。

そんな不安な事故現場に職員を派遣して、相手への対応など現場を裁いてくれるのが「現場急行サービス」のメリットです。

JA共済の自動車保険では現場急行サービスを用意しており、対応者が駆けつけることになります。

面談体制と現場急行サービス

自動車保険会社の体制を確認すると、「面談体制」と「現場急行サービス」はトレードオフの関係にあります。つまり、どちらかを用意する一方で、どちらかを諦めている自動車保険が多いということです。

しかし、事故対応力に影響を及ぼすのは、圧倒的に「面談体制」です。

事故対応力のまとめ

JA共済の事故対応力

総評:万全の事故対応力

 万全の面談体制
 顧客からの評価はかなり高い
 現場急行サービスはある


【評価②】JA共済の補償内容

補償内容について見るべきポイントは、「必要な補償が揃っているか」「いらない補償を削れるカスタマイズ性があるか」の2点です。

JA共済の補償内容一覧
補償内容名称必要性
相手の怪我対人賠償*対人賠償責任共済
相手の車対物賠償*対物賠償責任共済
対物超過*対物超過修理費用特則
自分の怪我人身傷害人身傷害補償共済
搭乗者傷害傷害定額給付条項×
自分の車車両車両共済
車両超過修理特約車両超過修理費用特約
新車特約車両新車特約
レンタカー費用特約レンタカー諸費用特約
車内身の回り品特約レンタカー諸費用特約
オリジナル季節農業用自動車保障特約×
特約弁護士費用特約弁護士費用保障特約
他車運転特約*他車運転特則
ファミリーバイク特約家族原付賠償損害特約
個人賠償責任特約個人賠償責任特約
オリジナル弁護士費用特約(日常生活)×

表の見方

  • 「補償内容」欄:基本的な補償内容
  • 「名称」欄:各自動車保険は独自のネーミング
  • 「名称」欄の「*」:自動セットの意味合い
  • 「必要性」欄:プロから見た各補償内容の評価「◉:必須、○:あった方が良い、△:特定の人向け、×:いらない

リスクをすべてカバーする万全の補償内容

まず「必要な補償が揃っているか」という視点です。

JA共済は、交通事故に関して求められるすべての補償が用意されています。

補償プランのカスタマイズ性は高い

次に、「いらない補償を削れるカスタマイズ性があるか」という視点で検証を行います。

JA共済は、カスタマイズ性が高く、保険料の面で有利となる可能性が高まります。

カスタマイズ性とは

自動車保険によっては自動セットされてしまっている補償内容が多く、好きに補償を組み合わせられないことがあります。

そのように「カスタマイズ性」が低い場合には、いらない補償を削ることができずに、保険料の面で不利になりがちです。

そもそも必要な補償ってなに?

ここまで話をすると、「そもそも自分に必要な補償って何なんだろう?」という疑問が湧いてくると思います。

以下の記事で、代理店に相談しても決して教えてもらえないような「補償選びの鉄則」を書きました。

【完全版】プロがおすすめする自動車保険の「補償内容選びの鉄則」

続きを見る

この記事のどおりに進めれば、簡単に「自分に最適な補償プラン」がわかるので、ぜひやってみてください。

補償内容のまとめ

JA共済の補償内容

総評:補償内容は良い

 補償内容は万全
 カスタマイズ性は高い

【評価③】JA共済のロードサービス

3つ目の評価項目が「ロードサービス」です。

ロードサービスとは、車が故障した際などに受けられる「無料サービス」の総称です。自動車保険ごとに微妙に異なっていたりするんですが、正直どんぐりの背比べです。

あまり重要な差別化ポイントではありませんが、一応確認しておきましょう。

JA共済のロードサービス一覧
サービス項目無料範囲
レッカー100kmまで
車両トラブル落輪
ガス欠
バッテリー上がり
パンク
閉じ込み
宿泊・帰宅宿泊費×
帰宅費×

困ることは「ほぼありえない」サービス内容

上表を見ただけでは、「で、どうなの?」という感じだと思います。
日々対処にあたっているプロから見ると「これで不都合が生じることはないよ」というレベルのサービス内容です。

利用頻度はあまり高くありませんが、事故場所からの宿泊費や帰宅費が出ると、痒い所に手が届くなーという印象です。

ロードサービスのまとめ

JA共済のロードサービス

総評:ロードサービスは十分

 困ることのないサービス内容

【評価④】JA共済の保険料

「保険料」については、一見とても大切そうであって、実はここに書いてある内容を鵜呑みにするのはNGです。その理由は後述します。

JA共済の保険料は「ネット損保の平均より高い」レベル

上表に書いてあるように、自動車保険は保険料水準によって4つのグループに分類できます。
このなかで、JA共済の自動車保険は2番目に高い「ネット損保の平均より高い」レベルに分類されます。

保険料「水準」ではなく、実際の保険料で決めるべき

「保険料については内容を鵜呑みにするな!」と上述した内容がこれです。

ここに記載しているのは「水準」であり、大切なお金のことなので実際に見積もった保険料で考えるべきなんです。

自動車保険によって最大8万円の保険料の差


「全く同じ条件」であっても、自動車保険ごとに最大8万円の保険料の差が出ます。つまり、保険料を安くしたいなら、全ての保険料を見積もって安いところを探すことが必要です。

かと言って、一社ずつ見積もるのは膨大な時間が掛かります。

安い自動車保険を探すなら「一括見積もり」

そこで、保険料を節約するために効率的なのが一括見積もりサイトです。私も毎年利用するおすすめなサービスで、これをしっかり利用することが保険料節約のコツです。

≫ おすすめ一括見積もりサービス|インズウェブ

一括見積もりサイトのメリット

  • 5分で完了できる
  • 20社の保険料を一気に見積もれて比較ができる
  • 勧誘電話がこない

もっと詳しく知りたい方へ

以下の記事では、プロが考え得る限りの「保険料を安くする方法」をリストアップしています。保険料を安くする方法について、もっと詳しく知りたい方はご覧ください。

自動車保険のプロが伝授!保険料を安くする7つの秘訣

続きを見る

保険料のまとめ

JA共済の保険料

総評:保険料は高い

 保険料水準は大手損保の平均

【まとめ】保険料とサービスのコスパが最高な自動車保険

最後になりますが、JA共済を総評すると「保険料とサービスのコスパが最高な自動車保険」といえます。

「大手損保並みの充実したサービス」を、「ネット損保並みの安い保険料」で受けられるというかなりコストパフォーマンスの高い自動車保険です。

総合評価 4.0
事故対応力 4.5
補償内容 5
ロードサービス 4.5
保険料 3
アフターケア体制 5
人気 4.5

この他の自動車保険についても詳しく比較したいという方は、以下の記事をどうぞ。

【ランキング最新版】プロがおすすめ自動車保険13社を徹底比較!

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  • この記事を書いた人

丸山(Maruyama)

損保会社で事故担当や営業企画を歴任する。大学時代に、行政書士を取得。就職後に、ファイナンシャルプランナーと証券アナリストを取得。趣味は、ジョギングしながら色んなジャンルのYOUTUBE動画を聞き漁ること。

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